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雪の上でも走れる自転車がアンワインドに登場!ローカルコラボレーション誕生秘話

雪の上でも走れる自転車がアンワインドに登場!ローカルコラボレーション誕生秘話

2021年秋、”mauntainman”とUNWIND札幌がタッグを組んだローカルコラボレーションが始動。

vol.1はこちら。

vol.2となる今回のパートナーは、札幌におけるオフロード系自転車専門店の草分けともいえる”SAM’S BIKE(サムズバイク)”。同代表の松浦奈美さんに、コラボレーションの経緯とその思いについて話を訊きました。

※ 撮影時のみマスクを外しております。会話中はスタッフ全員がマスクを着用し、一定の距離を空けるなどコロナウイルス感染拡大防止対策を施したうえで取材を行っております。

▲SAM’S BIKE 代表 松浦 奈美
▲UNWIND HOTEL & BAR マネージャー 大場 伸二

─まずは、サムズバイクさんとのコラボレーションの経緯について聞かせてください。

大場:もともとはメアラシさんの紹介ですね。mauntainmanさんとのコラボレーションについて話していて、その流れでメアラシさんから「ファットバイクのレンタルなんてどうですか?」という提案をされて、「それは面白いかも!」と。その時にサムズバイクさんの名前も出たんです。

松浦:うちの名前はご存じでしたか?

大場:実は以前、サムズバイクさんの店の近くに住んでいたことがあって、お店の存在は知っていました。店の前をよく通っていたので、クラフトっぽい DIY 感のあるお店だなぁと印象に残っていたんです。

松浦:そうだったんですね!

大場:今回のコラボ企画を構想した理由の一つに、ゲストに札幌の冬の楽しみ方を提案したいという思いがありました。これまでなかなかご案内するのが難しくて、ずっと僕らの課題だと感じていたんです。レンタルバイクに関しては、実は開業当時から考えていたんですが、「冬は乗れないよね…」で終わっていたんです。それが「ファットバイクなら、冬でも乗れますよ」とメアラシさんから提案された時に、「僕らが求めているモノはコレだ!」と腑に落ちて、翌日にはサムズバイクさんにお電話して伺ったんですよね(笑)。

松浦 お電話いただいてから訪問まで、速攻でしたよね(笑)。

─どんなかたちで説得したんですか?

大場:まずは、僕らのホテルの紹介からさせていただいて、ゲストに札幌ならではの体験をしてほしいと思う中で、メアラシさんからファットバイクのレンタルの提案を受けて、ぜひお願いしたいと思っているんです!とお話ししました。僕としては、ゲストの方々が絶対に喜ぶし、僕がイメージしている札幌らしい体験にピッタリ当てはまるので、感覚的に間違いないという思いでお伝えしました。ただ、その時はまだ社内的にOK が出るかどうかもわからない段階で、気持ちが高まっているままに伺ったんです(笑)。

松浦:確かにすごい熱量でした(笑)。うちも最近はレンタルを行っているんですけど、ホテルさんでも道東とか、本格的なアクティビティーを中心にした施設が多かったんです。ですから、札幌のまちの中というのが「最高!」と思って。まちの中のほうが、歩くよりも自転車で移動してみると、意外といろいろな発見が多いと私たちも実感していたので、それを宿泊客の方に体験していただけるのは持ってこいですし、いい話だなと思いました。

大場:僕は初めてサムズバイクさんのお店に入った瞬間に、スタッフの方々の人間味みたいなものがお店にあふれていて、「この方々と一緒に仕事したい!」と思ったんです。これはもう形にしなきゃと。

松浦:嬉しいですね。私は、ファットバイクは飾りじゃなくて、実際に体験してほしいという大場さんの思いがとても刺さりました。大場さんがイメージされているのももちろんあるけれども、乗ったら絶対に世界が広がるだろうなと思ったので、逆にぜひやらせていただきたいですという気持ちになりましたね。それにしても実現が早かったですよね。

大場:1 週間はかかっていないですよね(笑)。昨年の12月上旬には納車していただいて。

─ファットバイクのレンタルは、冬期限定ではなく、年中ですか?

大場:はい、一年中です。

松浦:これはぜひ一年中楽しんでいただきたいですね。ファットバイクはタイヤが太くて浮力が出るので、雪の上でも漕ぎやすいんですね。あと冬用のスパイクピンが付いたタイヤは安定感もあるので、雪道を歩くよりも怖くないんです。札幌は1 年を通して路面状況が大きく変化するので、どんな路面状況でも楽しめるファットバイクは札幌のお宅に 1 台あると便利だと思いますね(笑)。

納車前に、まずホテルのスタッフの方に試乗していただいたんですけど、皆さん楽しかったと言っていただいて。

大場:スタッフ向けに体験会を行ったんですよね。普通の自転車とも違うし、スポーツバイクともマウンテンバイクとも違う、体験しないとわからない感覚を味わってもらいたかったんです。普段は施設の中でしか仕事をしていないので、屋外で自転車に乗るという体験自体が彼らにとっても初めてだったので盛り上がりましたね。

─ファットバイクの導入にあたり、こだわった部分や気を配ったところはありますか?

大場:うちをご利用いただくゲストは、主に20〜30 代のカップルや女性同士が比較的多いんですね。ですから自転車のサイズは、的確にアドバイスをいただきましたね。

松浦:安全に楽しく乗ってもらえるように、備品も提案させていただきました。

大場:ファットバイクの知識として、必ずしもタイヤの空気がパンパンに入っていなくてもいいといわれたことも驚きでした。例えば雪道の場合はタイヤの設置面を増やすために、わざと空気を少し抜いておくということも教わりました。実際に運営しながら僕らも経験値を積んでいかなければいけないんですけど、そういったことも継続的にアドバイスしていただけたらと思っています。

松浦:やっぱり使ってみて初めてわかることもあるので、まずはたくさん活用してもらって、スタッフの皆さんの知識を増やしていただくのがいいのかなと思いますね。貸し出すにしても、一言アドバイスしていただくだけでより楽しんでもらえたり、遊び方の幅も広がると思うので。ゲスト向けにコースをいくつか作っておくといいですよね。

大場:そうですね。

松浦:所要時間ごとのコースや、自分たちのおすすめのお店マップとか。皆さんに楽しんでいただけるようなことを案内したり。

大場:これまでは徒歩圏か地下鉄でのご案内だけでしたが、自転車があるとこれまでおすすめしにくかったところもご紹介できます。さっそく情報を集めて、いくつかコースをご提案できるようにしたいです。半日コース 、1 日コース、 mauntainman究極コースとか(笑)。いろいろと発展性があるので、すごく楽しみですね。

─自転車があるというだけで、札幌の楽しみ方は増えますね。

大場:間違いなくそうですね。うちのホテルは、ちょっとした小旅行気分、非日常の感覚を味わいたいということで、札幌在住の方もお泊まりいただく機会があるんですけど、地元の人とはいえ、ファットバイクに乗ったことがないという人のほうが圧倒的に多いと思うので、スペシャルな体験を味わえると思うんですね。

松浦:そうですね。自転車屋に来店する人は限られていますが、このホテルに置いていただくことによってさまざまな方に乗っていただける。近くに中島公園もありますし、豊平川もある。まちの中から自然の中へ手軽に行けるので、絶対に特別感はあると思うんです。

最近は、ファットバイクに興味を持ってくださる女性もすごく増えています。私事ですが、 5 年前にオーナーだった主人が他界したんですけど、それまでは私、実はほとんど自転車に乗っていなかったんですよ。それがファットバイクのおかげで、外に出かけたくなったんです。乗るとすごく楽しいので、ぜひこの楽しさを多くの皆さんに味わっていただきたいですね。

大場:僕らはこれまで中島公園の近くというロケーションを、デメリットに感じていたんですよ。札幌のホテル事情は、札幌駅周辺、大通周辺が最も人気で、そのエリアから埋まっていくんです。ロケーションが良くないからこそ、僕らは世界観を打ち出して、このホテルに泊まりたいという魅力づけをしていかなければいけないと思っています。

そういうロケーションに対するデメリットをずっと感じていたんですけど、このファットバイクというツールを手に入れて、実際これからなのでわからないですけど、逆にメリットになっていくような期待がもうすごく膨らんでいる感じですよね。ゲストの感想を早く聞きたいですね。

─ファットバイクを体験したことで、ゲストにどんなことを感じてもらいたいと思っていますか?

松浦:もう、ワクワクしてほしいですね!童心にかえる、ではないですけど、「ワーッ!」って大きな声を出して楽しんでほしいですね(笑)。

大場:すごくわかります(笑)。

松浦:「自転車に乗ると、子どもの頃に楽しんだ記憶を思い出す」って、よく言われるんですけど、ファットバイクだとより体験できると思います。北海道のおいしい空気とともに、ダブルで味わえるんじゃないかなと思いますね。

大場:その通りですね。自転車で風を切っていく感覚は、やっぱり特別なものがありますよね。旅そのものが特別感のあるものになると思うんですよね。この体験をきっかけに、自分の生活に取り入れたいとか、次の旅先でも自転車に乗ってみようとか。そんなふうにその人のスタイルにいい影響を与えられるといいですね。

松浦:きっかけ作りになったらいいですね。

大場:手前味噌ではありますけれど、札幌らしい魅力にあふれた体験だと思うんですよ。公園や木々の間を自転車で駆け巡って、雪上も走る。地元に帰ったら周囲の人に話したくなるような、そんな体験ができると思っています。

▲中央: “mountainman” クリエイティブディレクター メアラシケンイチさん

【レンタルバイク詳細】

札幌市豊平区にある老舗自転車店サムズバイクさんのご協力のもと、2021年12月よりホテル宿泊者向けにファットバイク(アメリカSALSA社製)のレンタルサービスをスタート。

タイヤ幅10センチを超えるファットバイクは、路面からの衝撃をタイヤが吸収・軽減し、凹凸のあるトレイルなどでも快適に走行が可能。加えて、冬の北海道にはつきものの降り積もった雪上の走行も可能で、他ではなかなか味わえない体験をお楽しみいただけます。

UNWIND HOTELを拠点に、市街地はもちろん、近くの中島公園でダイナミックな走行を楽しんだり、ちょっと遠出して北海道神宮や動物園もある円山エリアまで足を伸ばしてみたり。心地よい空気を肌で感じながら、思い思いに札幌のまちをお楽しみください。

レンタル料金は、1時間当たり税込500円。最大料金3000円。

(ヘルメット、ライト、キーチェーンの付属品も含まれています。オプションで任意保険への加入も可能です)

大場 伸二

UNWIND HOTEL & BAR 札幌・小樽 マネージャー

山形県出身。大学卒業後、都市銀行に就職。退職後はアメリカ留学を経験。ニュージーランドのスキー場でインストラクターとして勤務後、キロロリゾートでスキースクールの校長業に従事。飲食業などを経験し、2016年12月よりUNWIND HOTEL & BAR 札幌のマネージャーに就任。2019年4月より同 小樽のマネージャー職を兼務。

松浦 奈美

SAM’S BIKE代表

千葉県出身。1991年に夫・修さんの出身地、札幌市で創業。BMXやマウンテンバイクなどアメリカンブランドを中心に取り揃え、自転車カルチャーを根付かせた専門店として知られる。現在店内では弁当屋の出店やお米、コーヒー豆などの日用品も販売するなど、自転車愛好家だけでなく、地域の憩いの場として多くの人から愛されている。

まるでロッジのような非日常感と自宅のような快適性をホテルで。アンワインドホテルアンドバ-札幌は、素朴でシックな雰囲気の洗練されたライフスタイルホテルです。